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今回は三人称です

風鳴は時に暴走する時がある。理由はわからないが、人が変わったかのようにおかしくなるのだ。徹底的に竹輪を勧めてきたり。可愛い後輩(イオ)を口説いたりする。それを止めるのがアストレアだ。そもそも、風鳴とアストレアは幼馴染だから共にいるのではない。アークス研修の際、たまたま、共闘しただけである。そこから、仕事仲間という形で、フレンドになったのだ。同棲はしてるが、風鳴に恋愛感情なんて、微塵もないだろう。しかし、何の感情か、アストレアは風鳴にお節介をする。それが、暴走の抑止だ。仕事仲間なんだから。放っておけば自然と収まるのに、何故か、アストレアは風鳴を止めるのだ。それは、恐らくだが、アストレアは風鳴に恋をしているのかもしれない
「はぁ...」
アストレアはアークスロビーでため息をつく。それを見た、結城ルカが話しかける。
「どうしたの?ため息なんてついて」
「ルカか。実は風鳴が...」
先日のことである。アストレアと風鳴がクエストを終わらせ、アークスシップに帰ってきた時である。風鳴はロビーにいた筋骨隆々の屈強なアークスを見てこう言った。
「ウホッ!いい男...」
また暴走したのかと思い、アストレアは風鳴の頭を全力で叩く。ブラウン管テレビではないが、こうやって叩くと必ず治るのだ。だが、アストレアはこの一言がどうしても頭から離れず、悶えていた。
「あいつ...ホモなんじゃないかって思えて...」
「ひどい話ね...」
ルカにも共感出来るところがあった。義理の兄であるレイがship3にて、妹のような後輩(イオとティア)を口説いていたのだ。ホモ疑惑ではないがこちらもひどい。
「こういう時は、みんなで話した方が楽よ」
「え?」
「あなただって、1人の乙女なんだからね。悩みは解決した方がいいわよ」
「お、乙女!?私が!?」
「えぇ」
「...そうだよな。悩みは解決した方がいい。すまないが、よろしく頼む」
「えぇ。集まりと言ったら、ファミレスね」
ルカは人を集め、ファミレス「ガ・スト」へと行く。
「みんな、すまない。私のために時間を割いてくれて...」
アストレアが謝罪をする。
「いいよ。どうせ暇だし」
フジうさが言う。
「で、悩みって何なの?もしかして風きゅん?」
チームマスターのこんぶが言う。
「あぁ。実は...」
アストレアは事の顛末を話した。風鳴がホモかも知れないということ。そして、風鳴の暴走がひどいということも。
「...という訳だ」
「それはひどいね〜」
「でもさ、それって、アストレアちゃんの思い込みじゃない?」
こんぶが言い切る。アストレアはまるで、鳩が豆鉄砲をゼロ距離で食らったような顔をした。
「...思い込み?」
「うん。だって、仮にホモだったとしたら、もうとっくに誰かを口説いててもおかしくないよね?風きゅんだったら」
「確かに...」
「多分、そのアークスの筋肉を見て言ったんだろうね。ほら、筋肉フェチとかいるじゃん?」
「なるほど...」
「...あれ?もう解決?」
「来た意味ないですねー」
フジうさとあふが言う。あふに関しては一言も喋っていないのだ。
「だ、だが、もし、本当にそうだとしたら...」
「だったら見てみれば?ちょうどいるし」
「...え?」
こんぶの指さした方向には、風鳴達バイトメンバー。通称ソメイヨシノズがいた。
「な、なんでここに...!」
「大方、世間話でもしに来たんでしょうね」
ルカがやれやれと言わんばかりに答える。

「ガ・ストの欠点は竹輪を使った料理がないことだと思うのよねー」
風鳴が不満げに言う。どうやら、少しおかしくなってるようだ。
「仕方ない。ポテトを食べるか」
ボタンを押そうとした風鳴をレイが止める。
「いや、早いから!俺達まだ決めてないぞ!?」
「僕はもう決めてあるよ。チーズinハンバーグってね」
「先生奇遇だな。俺もだ」
「なんだ、こざともか?俺もなんだが、盛大に被ったな」
「まぁ、俺もそれだけどな」
「え?決めてないの俺だけ?」
レイ以外の全員は既に決めてあった。レイの心の中はハブられた感で一杯となり、少し悲しくなった。
「じゃあ、俺もそれで...」
「じゃあ、押すよ?」
「あ、待った」
「いいや、限界だッ!『押すね!』今だ!」
ピ-ンポ-ンと軽快な音が鳴る。すぐに店員のキャストがやってきた。
『ご注文を』
「全員チーズinハンバーグで」
「あと、ドリンクバーね」
こざとが付け足す。
「あぁ、俺だけビールで」
フェルナンドが注文を変える。
『かしこまりました』
キャストが去った後、フェルナンドが聞く。
「お前ら、ビールは飲まないの?」
「俺は飲まないなぁ〜」
「僕も。風さんは?」
「俺嫌い。だって、クソ不味いんだもん」
「子供だなぁ。ま、俺は家に帰って飲むことにしてるんだ。妹たちに注いでもらってな」
「羨ましいなー。うちのアストレアと交換しようぜ」
「なっ!」
その言葉を聞いた瞬間、アストレアは絶句した。仕事仲間とはいえ、慕っていた仲間に交換しようと言われたのだ。
「おいおい、冗談言うなよ」
「はは、冗談に決まってんだろ。仕事仲間つっても、俺はあいつのことを信頼してる。交換なんて出来るもんかよ」
「...!」
「じゃあ、俺とレイを一日交換してみないか?」
「おいおい、それじゃあ、さっきと同じだろ?」
「俺だって妹に注いで欲しいんだよー」
「...」
アストレアはすっと立ち上がり、風鳴のもとへ歩く。
「程々にね」
ルカが言うが、アストレアは聞いていないだろう。
「風さんって見境ないよねー」
「失敬な!俺だって、人を選んで...あれ?アストレア?お前、何でこんなところに...」
「ふんッ!」
「ごっ!」
アストレアは全力で頭を殴る。デューマンの筋力で殴られては、ひとたまりも無いのか、風鳴は一撃で沈んだ。
「決まったー!アストレアさんのイモータルダーヴだー!」
こざとがここぞとばかりに実況を入れる。その後、アストレアは風鳴を担ぎ、どこかへ去ってしまった。
『お待たせしました。ビールで...おや?お一人いませんが...』
「...とりあえず、祈ってやってくれ...」
ビールを受け取り、フェルナンドが呟くように言う


「...一瞬でも、お前を好きになった私が馬鹿だったな」
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  1. 2016/01/27(水) 20:17:52 |
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  3. れいれい
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シリーズ一気見しました!
めちゃ笑ったw 特に「風きゅんいつもそんな感じだよ」「オススメは竹輪です→じゃあちくわぶ2本」のとこw
そんでアークスの間では「ガ・スト」人気だねwメモメモ

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僕の名前はヒロ。PSO2内では風鳴と呼ばれてる。まぁ、ゆっくりしていってよ

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